過去のご相談と解決例 ケース7
<ご相談内容>
「弟がまるで動物のように駆け回ったり、意味不明な言葉を大声で叫びます。
精神科や心療内科などにも何軒も通院していますが、一年以上の間、ひどくなるばかりで治りません。」
こんなご相談のメールを頂きました。
何度かメールのやりとりの後、弟さんに直接お会いして処置する以外に方法が無く、弟さんにオフィスに来ていただくには他県で遠すぎるため、こちらが出張してご自宅に伺うことに。
ご自宅に伺った際、私の目に入ってきたのは、弟さんの背後にスッと隠れたキツネの姿でした。
こちらのお宅は、かざりブロックの外塀があるお宅なのですが、弟さんは、幅わずか数十センチの外塀の上を四つん這いで走り回るというのです。
ちなみに弟さんは、背も高い、立派な体格の青年です。
そんな体格の青年が四つん這いで、細幅のブロックの上を駆け回る・・・普通では絶対にありえません。が、それが現実に発生しているのです。
<原因>
私はメール相談の時点で、動物霊の憑依か、何らかの神待祀りの不手際があるのでは?と考えていたのですが、まさにその通りでした。
祖父母の代まで、稲荷様を家でお祀りしていたのですが、祖父母の没後、ご両親は神事に対して興味がなく、放置。
一度は神として祀られながら、人の都合で放置された稲荷様がとうとうお怒りになり、激しく警告されていたのです。
ご自宅に伺った際、スッと弟さんの背後に隠れたキツネの姿がその証拠でした。
<解決方法>
ご家族に改めて問うたところ、続けて稲荷様のおまつりを続けることができないとのことでしたので、神棚の前で、これまでの不敬をお詫びする神事を行い、その後、元蔵(伏見稲荷大社からの勧請)でしたので、伏見へお戻り願う請願神事を行いました。
その数日後、ご家族を代表してお兄様に元蔵への土産としての供物を持参の上、元蔵の伏見大社へ参拝して頂きました。
伏見大社から、その日のうちに帰宅されたお兄さんは、昔のままの、明るくハキハキした元気な弟さんの出迎えを受けられました。
神仏を勧請することは素晴らしいのですが、勧請する際には、心から手を合わせ、きちんとお祀りさせて頂き、続ける決心と覚悟を持っていただきたいです。
自分たちの都合で祀ったり捨てたり・・・絶対にしてはいけない不敬です。
「さわらぬ神に崇りなし」とは、こういう不敬が起こらないようにとの戒めです。
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